春を告げる日本の代表的な行事が、東大寺のお水取りです。雲水によって若狭の井戸から水を汲み、大松明を先頭に二月堂の本尊に捧げます。
人々は春の到来を確認し生きていることへの感謝、新しい年を無事に過ごせるようにと手を合わせます。
仏前に供える水を閼伽(あか)と言います。ラテン語のアクアと、とても良く似た音の言葉です。
水を意味する宝石の代表はアクアマリンです。海の色をした宝石です。海の妖精の宝物がアクアマリンとなり、水夫のお守り、旅人の護身符となりました。
水が結晶化したかのように見えるアクアマリンの原石を懐に忍ばせておけば、春への出発、人生の旅のお守りとして役に立つでしょう。
|