占星術ではおとめ座、処女宮に入る頃になります。ギリシャ神話で処女を意味する、女神パルテノスに捧げる日です。
パルテノン神殿の聖処女神アテナや、多くの乳房を持ち豊穣と生誕の守護処女女神アルテミスと同様に扱われる処女女神。処女(パルテノス)は、父親不明瞭の英雄(文化)を生み、英雄は必ず不慮の死を遂げます。そして女神は、太陽と同じく再び処女となって復活するとされています。
封建制の時代には、結婚式の夜、花婿ではなく領主が花嫁の処女を奪う処女権がありました。実際には処女を奪うのではなく、領主が新床に足を置く儀式が行われ、次の日の朝に窓辺にシーツを垂らして祝いました。かつては、処女か否かが大切な問題とされていました。
処女かどうか占うために使われてきた宝石がジェットだといわれています。 |