誕生石
バイカラー・トルマリン(Bi coloured tourmaline)。
宝石言葉
バランスとハーモニー。
誕生石物語
影の長さが、季節の移り変わりを知らせてくれます。
スコットランドでは、生け垣のヤブイチゴが熟すころです。明日の旧暦聖十字架賞賛の祝日には、悪魔がイチゴに毒を付けて回るので、今日のうちに摘み取ると言われる日です。
爽やかさが詩の一節、音楽のフレーズを誘います。ドビュッシー(1860年〜1918年)の「亜麻色の髪に乙女」は、美しい曲が心を豊かにしてくれます。ドビュッシーは印象派に影響を受け、セザンヌの色彩のような旋律で、20世紀の扉を開いた音楽家です。
20世紀を回顧し、次の世紀に想いを馳せ、詩人や音楽家の宝石と言われる宝石20C(トゥエンティーセンチュリーカット)のトルマリンは、身に付ける人を次の世紀へと導いてくれます。
誕生石の特徴
トルマリンを特殊づけるパーティーカラーと呼ばれるものには、3色が組み合わさりスイカのような累帯構造を示すもの、ひとつのカット石の中に3色を持つもの、2色の石からなるバイカラー・トルマリンがあります。
10段階で表示されるモース硬度は7〜7.5あり平均的な硬さです。
色調の面白さを楽しめる宝石です。
誕生石占いと誕生石の力
優雅な雰囲気を持ち、美しいものを好み、音楽や絵画など芸術を愛する知識人です。
完璧さを求め欠点を許さない、近寄りがたい印象を与えます。
人生の二面性、バランスとハーモニーを教えてくれる宝石がバイカラー・トルマリンです。お守りにしたい宝石です。
もうひとつの誕生石
ブルーサファイア。
宝石言葉
慈愛・誠実。
誕生石物語
フランスのルーアンの大司教は、首から史上最大のブルーサファイアを下げていました。
ブルーサファイアは神の英知の結晶で、大きなブルーサファイアを手にしている者ほど、神に近いところにいられると考えられてきました。
現在でも、キリスト教徒はブルーサファイアには神に近付く神聖なパワーが宿っていると信じられてきており、洗礼式の日には、その子の最初の宝石としてブルーサファイアの装飾品を与える習慣があります。 |