[特徴・解説] |
低地から山地の林のへりや、腐植土のたまった岩の上などに生える苔。条件の良いところでは葉が大きくなり、高さ4cmくらいになります。苔庭によく利用されます。
コケは蘚苔植物(せんたいしょくぶつ)の総称で、スギゴケ、ヒカリゴケ、ミズゴケなどのセン類、ゼニゴケ、ジャゴケなどのタイ類、イカズゴケなどの人類、ツノゴケ類に大きく分類されます。
コケ類は砂漠、海中以外はどこにでも生育できます。熱帯雨林内では、多くの種類が樹幹、葉上、地上などを覆い、蘚苔林を作ります。極地のツンドラ地帯にもミズゴケ類など多くのものがあります。生育条件が限られたものは、シロツボミゴケ(硫黄分の多い湿地)、イワマセンボンゴケ(銅イオンを含む岩上)などがあります。
また、猪苗代湖のミズスギゴケの球苔群落は天然記念物に指定されています。 |