[特徴・解説] |
広葉樹林に生える木材腐朽菌のきのこ。シイによく生えますが、ミズナラ、クヌギなどにもよく生えます。明治時代に東京で標本が採取され、日本固有種と発表されましたが、東南アジアなどでも発生が確認されています。
傘の表は、茶褐色〜黒褐色で、しばしばひび割れます。傘径は4cm〜10cmになります。傘の裏は、白色のひだが湾生〜上生し、密に生えます。幼菌では縁に白い綿毛がありますが、古くなってくるとなくなってしまいます。
つばは消失しやすいです。つぼはありません。
柄は白色〜帯褐色で、高さは3cm〜5cmになります。
乾くと独特の香りがします。1600年代から人工栽培が行われています。原木に種菌を打った翌年に発生し、その後数年間、春と秋に出続けます。夏にも収穫できるようにハウス内で育てたり、おがくずで菌床を作ったりもします。天然の物は意外と少ないです。有毒のツキヨタケに似ています。 |