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サトウニシキ栽培-2008年04月09日-


佐藤錦
[和名・種類]

サトウニシキ

[学名]

Prunus avium ‘Satounisiki’

[英名]

Cherry

[名前の由来]

佐藤錦。山形県東根市の佐藤栄助さんが、艱難辛苦の末品種改良し、大正11年にその実を結ばせる事ができました。

[分布]

山形県特産

[科名]

バラ科サクラ属

[花色]

白色

[花期]

5月

[特徴・解説]

 セイヨウミザクラの品種のひとつの落葉高木。
 高さは約20mになります。樹皮が傷付くと、樹脂が出て昆虫や菌の感染を防ぎます。
 花は葉の展開と同時に咲き、2個〜6個の散房花序になります。花茎は2cm〜5cmあり、花は直径2.5cm〜3.5cmの5弁花です。雌雄同株です。
 葉は長さ7cm〜14cm、幅4cm〜7cmになります。表面は艶があまりない緑色で、細かい綿毛が生えます。縁には鋸歯があります。葉柄には蜜腺が付きます。
 果実は直径約2cmの液果です。6月に黄赤色に熟します。中に種子が1個あります。自家不和合性なので、結実には他家受粉が必要で、ハチなどによって受粉します。
 ナポレオンと黄玉の交雑によって、偶然にできた実生品です。
 果実は大変美味で、食用にされます。日本には明治時代初期に渡来し、山形県、福島県、長野県、山梨県などで盛んに栽培されています。ヨーロッパ東部では、野生状態で生えています。

[観察・感想]

 サクラは落葉樹なので、冬の間に枯れちゃったかなーなんて不安だったんですが。温かくなってきたら、ちゃんと新芽が膨らんできて、葉が展開してくれましたー。いやー、嬉しいですね(^^)。たくさん蒔いた佐藤錦の種子の中から、偶然にも発芽したひとつだけの株なので。しかも成長が遅いから、とっても小さな株なんですよ。大切にしすぎて育て方が悪かったのかも。
 佐藤錦など市販のサクランボの種子って、ほとんど発芽することはないみたいです。発芽率はとても低いみたい。実際にかなりたくさんの種子を蒔きましたが、出てきたのはひとつだけ。たくさんといっても、佐藤錦のサクランボは高級品なのでそんなにたくさん蒔くことができたわけじゃないんだけど。
 もしかしたらアメリカンチェリーの方が発芽率が良かったり、育てやすかったりするのかもしれません。でもせっかく育てるなら高級品種の佐藤錦だろうなんて思って、種子を蒔いていました。

[写真撮影]

2008年04月09日

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