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キンリョウヘン栽培-2008年04月09日-


キンリョウヘン

[和名・種類]

キンリョウヘン

[学名]

Cymbidium floribundum

[英名]

Yellow margin orchid

[名前の由来]

金陵辺。葉の縁に黄色の覆輪が入っていたことから。

[分布]

中国原産

[科名]

ラン科シュンラン属

[花色]

赤褐色・黄緑色

[花期]

5月・6月

[特徴・解説]

 中国原産の多年草です。標高1000m〜2800mの高地に生える着生ランです。
 卵形の仮球茎の基部から斜上方に長い花柄を伸ばし、20個〜30個の花を総状に密につけます。花は赤褐色や黄緑色で、萼と花弁はほぼ同形同色です。独特の弱い芳香があり、ニホンミツバチを引き寄せます。
 仮球茎から線状の葉を出し、高さ20cm〜30cmになります。花よりも葉が観賞されます。
 日本には文明年間(1469年〜1486年)に渡来したと考えられています。小型のシンビジウムで、東洋ランに分類されます。耐寒性があり、乾燥や直射日光にも強く栽培しやすい品種です。明治時代にブームになり、盛んにり品種改良が行なわれ、多くの品種が作出されました。
 肥料は成長期に薄い液肥を回数多く与えるか、置き肥を与えます。冬期は霜や雪の当たらない屋外で越冬させます。株が鉢いっぱいになったら、開花後に株分けや植え替えを行ないます。用土はシンビジューム用の培養土がなければ、一般的な培養土でも大丈夫です。

[観察・感想]

 キンリョウヘンの写真、約1年ぶりの更新になるんですねー。花が終わると、とっても地味な葉が生い茂るだけの植物になるので、無理もないかな・・・。成長具合とか、毎日見ていてもあんまりわからないし。
 キンリョウヘンをシンビジューム園芸と一緒にするのは、ちょっと違うような気もするんですが。まあ、品種の違いということで、一緒でいいよね?育て方は基本的に同じだし。
 いくつかある植木鉢のうち、一番立派な1鉢は、趣味で養蜂を始めた人にプレゼントしました。花の写真を撮るとき、いつもハチやアブが集まってきて怖いなーなんて思ってたんだけど、キンリョウヘンにはミツバチを引き寄せる香りがあるらしく、昔から養蜂に使われていたみたい。最近のシンビジュームに比べると地味な花なので、処分しようかなーなんて思ってたんですが、貴重なものらしいので育てることにしています。
 株分けをしたり、植木鉢を大きくしたりすると、何年間か花が咲かなくなっちゃうみたいです。植木鉢の中で少し根や株がギュウギュウなくらいが、花を咲かせるには一番ちょうど良いみたいです。ある程度、根が詰まってる方がいいみたいです。シンビジュームは大切にしすぎると、花が咲かないってことですかねー。株を増やすために育てるのか、花を咲かせるために育てるのか、どちらかを優先するしかないみたい。

[写真撮影]

2008年04月09日

ラン科の植物
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キンリョウヘンの塗り絵
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シンビジュームの塗り絵
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シンビジュームの塗り絵
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2007年05月04日 そらいろネット 2008年04月23日
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