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光化学スモッグ障害の概要は? |
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おもな症状 |
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刺激による眼の痛み
チカチカ感
涙
まぶしさ
喉の痛み
咳
失神発作
呼吸困難
嘔吐 |
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光化学スモッグ障害の原因は? |
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排ガスなど |
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自動車や工場などの排気ガスなどの中の、窒素酸化物、炭化水素、酸素などが太陽の紫外線エネルギーで光化学反応を起こし、オゾンやその他、ケトン、アルデヒドなどの光化学オキシダントを形成し、これが眼や気道の粘膜を刺激します。 |
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夏の無風晴天時 |
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普通は、夏の風のない晴天時には、有害な光化学オキシダントが空中に停滞するので、光化学スモッグが起こりやすくなります。 |
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中国が原因で増加傾向に |
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1970年代をピークに減少傾向にありましたが、ヒートアイランド現象や中国からの大気汚染の流入などの影響によって、九州地方では再び増加傾向にあります。 |
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光化学スモッグ障害の症状は? |
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眼の痛みや、喉の痛み |
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刺激による眼の痛み、チカチカ感、涙、まぶしさ、喉の痛み、咳などがみられます。
重症例では場合によって、失神発作、痙攣(けいれん)、呼吸困難などもみられます。 |
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運動時には症状が強くでる |
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運動中では、症状が強く出ます。 |
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光化学スモッグ障害の治療法は? |
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安静にする |
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涼しい日陰で安静にして過ごします。
中等度や重症例の場合、酸素吸入などの対処療法を行いますので、内科を受診してください。 |
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光化学スモッグ障害かなと思ったら? |
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対処法は? |
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光化学スモッグ注意報、光化学スモッグ警報が出された時は、炎天下での運動などは控えるようにしましょう。
症状が出た時は、涼しい室内で静かにしていれば治ります。窓は閉めたほうが良いでしょう。
光化学スモッグはガス状のためにウイルスや花粉に比べると粒子が小さく、市販のマスクでは予防になりません。 |
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洗眼も |
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眼に痛みがある時は、水で十分に洗えば治ります。もしできれば、洗眼、うがいに加え、シャワーを浴びれば十分です。 |
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洗濯物は出したままで |
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夕方以降になり温度が下がり、紫外線量が減少すると、化学反応によって光化学オキシダントは分解されて無害な物質に変化します。屋外に干した洗濯物は、そのまま夕方以降になるまで取り込まないほうが安全です。 |
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