脳は神経細胞(ニューロン)と、これを支え保護する神経膠細胞(しんけいこうさいぼう)で成り立っています。
神経膠細胞から発生するものを神経膠腫と呼びますが、神経細胞も神経膠細胞も元をただせば同じ起源なので、両方の細胞から発生したものをまとめて神経膠腫と呼んでいます。頻度は、神経膠細胞から発生する神経膠腫が圧倒的に多いです。
神経膠腫は脳腫瘍全体の3分の1を占めます。子供の脳腫瘍に限っては、全体の3分の2は神経膠腫です。おもなものは、膠芽腫(こうがしゅ)、未分化星細胞腫(みぶんかせいさいぼうしゅ)、星細胞腫(せいさいぼうしゅ)、髄芽腫(ずいがしゅ)、上衣腫(じょういしゅ)などです。 |