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外因性の原因 |
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外因性の原因として多いものは、インスリンや経口血糖値降下薬などの糖尿病治療薬によるもの、アルコール摂取(特に空腹時のアルコール摂取)、抗不整脈薬などの薬剤によるものが考えられます。 |
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内因性の原因 |
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胃切除後のダンピング症候群や胃下垂の人、インスリン感受性の高い人など、反応性低血糖が考えられます。ですが、食事の摂り方に注意することで、予防することができます。 |
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治療が必要な内因性の原因 |
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治療が必要な内因性の原因としてもっとも多いのは、膵臓β細胞(すいぞうべーたさいぼう)の腫瘍性増殖(しゅようせいぞうしょく)で、インスリノーマと呼ばれます。
第二は、平滑筋肉腫(へいかつきんにくしゅ)、肝ガンなどの腫瘍によるもの。
第三は、インスリン自己免疫症候群です。 |
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インスリン自己免疫症候群とは? |
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インスリン自己免疫症候群とは、インスリン注射の治療をしたことがないにもかかわらず、自発性低血糖を起して、血液中に大量のヒトインスリンと、このインスリンの90%以上とが結合した抗体が存在する疾患です。 |
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約80%は自然に治ります |
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低血糖の持続期間は、約70%が3ヶ月以内です。また、約80%は自然治癒します。
早朝の空腹時低血糖でよく発見されますが、反応性低血糖と呼ばれる食後3時間〜5時間後に低血糖を起すこともよくあります。 |