嚢胞が大きくなって周囲の臓器を圧迫する圧迫症状、高血圧、尿路閉塞、悪性化の疑いがある場合などは、治療を行います。
超音波検査の画像で嚢胞を見ながら、背中から細い針を刺し、カテーテルという特殊な管を入れます。嚢胞内の液体を抜き取り、代わりに無水エタノールを注入し、再び回収する方法が行われます。
一過性の顔面紅潮(がんめんこうちょう)、針を刺した部位の痛み、発熱などが現れることがありますが、軽度の症状なので心配ありません。
抜き取った嚢胞液が透明ではなかった場合、細胞診(さいぼうしん)など、液体の詳細な検査が必要になります。検査結果によっては、手術が必要になる場合もあります。
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