乾いた草地、河原などにごく普通に見られる大型のバッタの仲間。
大きさはオスは体長約35mm、メスは体長約50mmになります。色彩の変化が多く、緑色型、褐色型があります。保護色になっており、生活場所によって体色が変化します。飛翔力が高く50mほど飛ぶことができます。
幼虫は成虫に似た姿をしています。卵→幼虫→成虫の不完全変態をおこないます。
メスは土の中に産卵管を差し込んで卵を産みます。卵包という泡に包まれて生み出されます。卵包はしばらくするとスポンジ状に固まり、カビや乾燥から卵を守ります。そして卵のまま越冬します。
食草は、さまざまな植物の葉を食べます。
成虫は夏〜秋に現れますが、地方によっては初夏と秋の年2回現れるところもあります。まれに、転地を覆い尽くすほど大量発生し、農作物に被害を与えることがあります。大発生したバッタは群生相と呼ばれ、翅が長く、後脚が短く、頭と胸が大きくなり、長距離を飛ぶのに適した体形となります。色はやや黒っぽくなります。
ジリジリジリ・・・と鳴き声を発します。
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