平地や雑木林などに生息する、カレハガの仲間。
前翅長はオスで約20mm、メスで27mmになります。体翅は茶褐色で、個体によって濃淡がありますが、黄色を帯びることはありません。前翅中室端の白紋も明瞭です。雌雄ともに、外横千があります。オスは触覚は羽毛状に大きく発達しますが、メスでは糸状です。
幼虫は毛虫で、体長60ミリになります。頭部はほぼ円形で、背面が黒色で、明るい薄茶色の毛がたくさん生えています。背中の毛には毒があり、触ると皮膚炎になります。
越冬形態は、幼虫です。
食べ物は、成虫は口が退化しているため、何も食べません。幼虫は、イネ科のタケ、ササ、ススキ、ヨシなどを食べます。
生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の、完全変態を行います。紡錘形で、黄色で黒褐毛を付けた繭を作り、毒針毛もあります。1年に2回、発生します。
ヨシカレハに良く似た姿をしています。 |