平地から低山地で見かける花粉媒介者として有名なハチ。
体長は12mm〜20mmになります。毛が多く、丸い体をしているので、花の中に潜ると、体中が花粉だらけになります。口には折りたたみ式の長い舌があり、花粉や、花の蜜を食べます。
攻撃性は弱く、巣を掘っても刺されることはまれです。巣の上などで仰向けになり、毒針を見せて牽制することはあります。
幼虫はウジ虫形で、卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。成虫のまま越冬します。
巣は土中に枯れ草を敷き詰め、蜜蝋に花粉を混ぜてブドウの房状の巣を作ります。倒木の下や、物置小屋の中などに作ることもあります。幼虫室の側面に、エサとなる花粉の部屋があります。マルハナバチの中では、最大の巣になります。 |