[名前・種類] |
ヒメマイマイカブリ |
[学名] |
Damaster blaptoides oxuroides |
[英名] |
- |
[名前の由来] |
姫蝸牛被。やや小型のマイマイカブリのこと。 |
[分布] |
関東地方、中部地方 |
[科名] |
甲虫目オサムシ科 |
[体色] |
黒色 |
[時期] |
5月・6月・7月・8月・9月 |
[特徴・生態] |
平地から産地に生息するマイマイカブリの亜種。
大きさは36mm〜49mmになります。後翅が退化し、前翅も会合部が癒着しているため、飛ぶことができません。前翅末端の突出程度が南方の個体ほど長く、北方では短くなる傾向があります。
幼虫はいも虫形で、鋭い大きなあごを持っています。
越冬形態は成虫で朽ち木の中で越冬しますが、まれに幼虫も発見されます。
食べ物は成虫、幼虫ともに、カタツムリなどです。口から強い消化液を出して、カタツムリの肉を溶かして飲み込みます。ミミズなども捕食しますが、カタツムリを食べないと産卵することができません。夜行性のため、夜に行動します。
生活型は卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行ないます。生長がはやく、1年に数回発生します。
マイマイカブリは地域によって、体の色彩や形態に著しい変異がみられます。関東一帯〜中部地方の大部分は、マイマイカブリの亜種のヒメマイマイカブリに含まれ、横浜が模式産地となっています。 |
[感想] |
ヒメマイマイカブリの成虫の標本です。マイマイカブリの亜種になります。マイマカブリとして掲載してもいいかなーと思ったんですが、せっかく正確な種類が判明したので、ヒメマイマイカブリとして掲載しました。
マイマイカブリって、捕まえるとお尻から刺激臭のある液体を出すんですよ。だから、捕まえたりしない方がいいと思いますよ。ヒリヒリする。うっかりその手で目をこすったりすると、結膜炎とかになっちゃうかもしれない。厄介な昆虫です(^^;)
でも意外と人気があるんだよね。地域によって外見がかなり変化するので、それぞれの地域に行って昆虫採集をしたりする人もいるみたいです。昆虫の世界も奥が深いです。 |
[写真撮影] |
2007年09月26日 |
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