[特徴・生態] |
畑や、雑木林、森林などの地面に生息する、もっとも普通に見られるオサムシの仲間。都市化に強く、東京郊外でも見かけることができます。市街地では街灯の下、側溝などに生息しています。
体長は25mm〜35mmになります。緑色で金属光沢をしていますが、地域によって赤銅色、紅銅色、黄銅色、紫褐色の固体もいます。後翅(こうし)が退化していて、飛ぶことはできないため、地理的隔離が起こりやすく、地域変種が多く、色彩も変化に富んでいます。目立ちそうな色ですが、日中は落ち葉の下や土に隠れていて意外と見付かりません。
通常は夜行性ですが、春先は昼間でも見かけることができます。昼間は倒木の影や、土中に潜み、夜になると地上を素早く動き回り、ミミズや昆虫などを捕らえて食べます。
幼虫はいも虫形で、鋭い大顎を持ちます。
冬は林に面したガケなどで、成虫のまま越冬します。
卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態をします。 |