平地、山地帯で、普通に見かけるセセリチョウの仲間。
前翅長は約20mmになります。表面の地色は黒褐色で、裏面は黄褐色です。前後翅共に、白紋があります。イチモンジセセリに良く似ていますが、後翅裏面の白斑が1列に規則正しく並ばず、交互にズレることで見分けることができます。また、本種の方が触覚が長くなります。メスの方がやや大形で、翅はやや幅広く、白色斑紋も大きくなります。
幼虫はイモムシです。体長30mm〜35mm、頭部は幅約3.3mm、上半は上端に向かってやや尖ります。頭部の地色は淡褐色、胴部は黄緑色です。
越冬形態は、幼虫です。若齢幼虫で越冬します。
食べ物は、幼虫ではオカメザサ、メダケ、アズマネザサ、クマザサなどのタケ類の葉を食べます。
生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の、完全変態を行います。
年2回、寒冷地では年1回、発生します。飛び方は敏活で、各種の草花に集まります。
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