平地や山地に生息するシャクガの仲間。
前翅長は23mm〜30mmになります。一般的に雌の方が大形になり、翅が白色になります。雄の触角は、繊毛状になります。個体によって、大きさの変異や、色調に濃淡があります。灰白色の横脈紋があり黒環で囲まれ、黒色の外横線は鋸歯状になります。裏側では黒紋になります。
幼虫はシャクトリムシ(尺取虫)です。体長は約60mmになり、体色は緑色から暗褐色まで変異に富みます。胴前体部背面に一対の小突起があります。
きわめて多食性で、さまざまな植物の葉や芽を食べ、害虫として扱われます。
生活型は卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。春、夏、秋の年3回、羽化します。
越冬形態はさなぎです。秋に老熟した幼虫が、土中で蛹化し越冬します。
成虫は、よく灯火に飛来します。フトスジエダシャクに似ていますが、オスの触角の形が異なるので見分けることができます。 |