平地から低山地に生息するスズメバチの仲間。
大きさは25mm〜40mmになります。日本に生息するハチの中で、もっとも大きなハチになります。性質は凶暴で毒性も激しく危険です。
幼虫はウジ虫形をしています。
越冬形態は成虫です。
他の昆虫を捕らえて食べたり、樹液などを飲みます。秋口は、他のスズメバチやミツバチの巣を集団で襲うことがあります。
生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。
巣は土中にパルプ性の球形の巣を作ります。しかしまれに、樹木のうろ、人家の壁間にも作ります。ヒノキ、スギ、マツなどの樹皮をかじり取り、唾液と混ぜて薄く延ばして巣材を作ります。巣は直径30cm〜70cmの球形です。一度巣に刺激を与えると、数週間は警戒性が高まり、通行人を襲うことがあります。刺症被害は9月〜10月の繁殖期にもっとも多いです。
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