平地や丘陵地の池沼に生息するトンボの仲間。
腹長は21mm〜24mm、後翅長は32mm〜41mmになります。体は青銅色で、頭胸部と翅には金属光沢があります。黒紫色〜黒っぽい金緑色の大きな翅で、特に後翅は幅広です。成熟したオスの個体では紫色の光沢が強くなり、メスでは金緑色の光沢が強くなります。翅端はオスでは前翅は結節の少し先より透明で、後翅の先端部はわずかに透明なものが多いです。メスの前翅の透明部はオスより少し広く、後翅も透明部は少し広いです。
他の昆虫を捕えて食べます。
幼虫は楕円形のヤゴで、腹先に尾(エラ)がありません。平地の停水に生息ます。羽化した個体は水辺近くの林に移動して生活します。数十匹〜数百匹の群れを作って集まります。
生活型は卵→幼虫→成虫の、不完全変態(半変態)を行います。越冬形態は幼虫です。
単独で産卵し、水面を連続打水して産卵します。
チョウのようにヒラヒラと、舞うように飛びます。かつては夏の風物詩でしたが、近年では殺虫剤の散布によって激減してしまいました。 |