平地から低山地の池沼、川のよどみ、市街地の公園の池、寺社の池などに生息するトンボの仲間。
大きさは40mm〜49mm、翅開長は80mm〜85mmになります。腰の部分に黄白色の斑紋があり、成熟するまでは黄色をしています。メスの翅には無色型と褐色型とがあります。
食べ物は、他の昆虫を捕らえて食べます。
幼虫は、楕円形のヤゴです。腹先に尾(エラ)がありません。木陰のある池沼で育ちます。
卵→幼虫→成虫の不完全変態(半変態)を行います。初夏に羽化した個体は、水辺付近の林に移り、数匹〜10匹の小群を作って飛び回る習性があります。
越冬形態は、幼虫です。
産卵形態は、単独で水面の浮遊物に卵を産み付けます。
成熟したオスは、池の表面近くの水際を徘徊するように飛び回ります。縄張り行動はとても強く、他のオスが入ってくると、にらみ合ったまま数十mも上昇して、一方が退散するまで追い駆けます。 |