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アメフラシ


アメフラシ
[和名・種類]

アメフラシ

[学名]

Aplysia kurodai

[英名]

Sea hare

[名前の由来]

雨虎、雨降。海水中で紫色の液体を出すと雨雲がたちこめたように広がることから。また、雨の時に岩場に集まることから。
別名、ウミウシ、ゴザラ、ベコ、ウミシカ。

[分布]

日本各地

[科名]

腹足綱無楯目アメフラシ科

[特徴・解説]

 岩礁地帯に生息するアメフラシ。
 全長は約40cmになります。全身は黒褐色で、白い斑紋が散在します。側足葉の後端が離れていて、その中に外套膜に包まれた木の葉形の貝殻があります。体に触ると、紫色の液体を出します。
 アオサなどの海藻類を食べます。
 産卵期は3月〜7月で、2個体以上が前後に連なる連鎖交尾のあと、ピンク色や黄色のひも状の細長い卵紐(らんちゅう)を産みます。通称「ウミゾウメン」と呼ばれています。卵紐の中には無数の卵殻を含み、卵殻内に多数の卵を含んでいます。
 地域によっては食用にされます。など、一般的に食用にされるる海素麺は、ベニモズク科の海藻です。

[観察・感想]

 打ち上げられたアメフラシの写真です。
 写真がわかりづらいですね、こうして写真を見て気が付いたのですが、保護色になっているのかもしれません。砂の模様と、体表の色や模様がとても良く似ています。
 波の荒い日、波の荒い日の翌日に海岸に行くと、打ち上げられていることがあります。こういった海岸に打ち上げられた生物を観察できる場所は、波消しブロック・テトラポットが投入されていない海岸ですね。波消しブロックが大量に投入されると、海の生物が少なくなってしまうし、波が静かになるので打ち上げられる生き物も少なくなってしまいます。
 アメフラシは岩場に生息する貝類の仲間です。岩に生えている海藻を食べています。潮溜まりにいることも多いので、子供たちに棒を使ってつつき回されたりしていることもあります。つつくと紫色の液体を出すので、面白がってつつかれてしまいます。かわいそうだなって思いますが、自分も子供の頃にやっていたりします(^^;)

[写真撮影]

2009年03月17日

野比海岸
野比海岸
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