内湾の潮間帯〜水深20mの砂泥底に生息するバカガイの仲間。
殻長は約8.5cm、殻高は約6.5cm、幅は約4cmになります。卵形で後方へ細くなり、殻頂部は良く膨らみます。質はやや薄いです。表面は平滑で、艶のある黄色い殻皮で覆われています。殻頂部は特に放射状の色帯が強いです。輪脈は太くて低いです。内側は白色です。
軟体は黄橙色です。斧足はヒトデなどの外敵から身を守る際、砂の中に潜るため使われます。潜る速さはアサリやハマグリよりも早く、斧足を使って飛ぶように逃げることも可能です。
2月〜9月の長期間に渡って、産卵が行われます。
食用として、剥き身になって市場に流通します。また貝柱(閉殻筋)は、「小柱」、「あられ」と呼ばれ、軍艦巻きや酢の物などにされます。
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