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コベルトフネガイ
Arca boucardi
Kobelt's Ark
コベルト舟貝。1879年日本産貝類のモノグラフを出したドイツのKobeltの名から。
北海道〜九州
二枚貝綱ウグイスガイ目(翼形目)フネガイ科
潮間帯〜水深50mの岩礁に足糸を出して付着して生息するフネガイの仲間。 殻長は約4.5cm、殻高は約2cmになります。横長の長方形で、よく膨らみます。殻項から後方に向かう稜が鋭く、表面は成長肋と放射筋が交わり布目状になります。靭帯面にある山形の刻み目は密にあります。殻皮毛は焦茶色です。内面は白色です。 殻表はワシノハガイより放射肋が細いので見分けることができます。フネガイより大きくなります。
貝殻拾いに行くと地味に良く落ちているんですが、地味なので拾わない貝殻、コベルトフネガイ。 これといって特別に綺麗というわけでもないんですよね。狙って探すとなかなか見付からないんですが、あまり気にせずにビーチコーミングをしていると、打ち上げられていることの多い貝殻です。あまり特徴がないのが特徴の二枚貝といったところでしょうか。 なかなか丈夫な殻皮があるので、あまり綺麗ではないんですよ。殻皮を完全に剥がすことができれば綺麗な白い貝殻になるのかもしれないけど、剥がす方法がわからないしなー。
2008年02月29日