イワガキ

[和名・種類]

イワガキ

[学名]

Crossostrea nippona

[英名]

Rock oyster

[名前の由来]

岩牡蠣。岩場に生息するカキのこと。
別名、夏ガキ（夏に良く食用にされるカキのこと）、クツガキ。

[分布]

房総半島以南・日本海

[科名]

二枚貝綱ウグイスガイ目（翼形目）イタボガキ科

[特徴・生態]

　潮下部〜水深20mの岩礁に生息するイタボガキの仲間。
　殻長は約10cm、殻高は約20cmになる大型のカキです。殻は厚く大形です。左殻は岩や礫に付着し、右殻は膨らみが弱く桧肌葺き状の褐色です。
　秋期に産卵する卵生種です。
　マガキと同様に食用になり、天然物と養殖物の両方が流通しています。肉量は少ないですが、美味です。夏に旬を迎えます。生食の他、焼く、蒸す、フライなどで食べることができます。

[観察・感想]

　たまに波打ち際に打ち上げられているカキの貝殻。カキといっても何種類もあるので、どのカキなのかわかりませんでした。図鑑で見るとヨーロッパガキに一番良く似ているんですが、日本に生息しているって情報は聞いたことがないんですよねー。養殖しているってのは聞いたことがあるんだけど。バーベキューなどのレジャーに来た人が捨てていったカキの貝殻かなーとも思ったんですが。
　いろいろと調べてみたら、どうやらイワガキのようです。お店で売られているイワガキとは、随分と姿が違うなーと思ったんですが。お店で売られている物は、何年も生きて大きくなった個体や、養殖された個体などだったりするみたいです。そんな理由で、外見がかなり違ってくるみたいです。
　港の防波堤や汚い川の河口付近のテトラポッドなどに付着しているカキを日常的に目にしているので、カキって苦手で食べられないんだよね(^^;)
　もしかして、イタボガキかな？

[写真撮影]

2008年01月09日

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