[和名・種類] |
コウイカ |
[学名] |
Sepia esculenta |
[英名] |
Golden cuttle fish |
[名前の由来] |
甲烏賊。背中に舟形の石灰質の甲があることから。
別名、ハリイカ、スミイカ、マイカ。 |
[分布] |
東京湾以南〜華南 |
[科名] |
頭足綱(イカ綱)コウイカ目コウイカ科 |
[特徴・生態] |
水深10m〜100mの海底近くに生息するコウイカの仲間。
外套は長さ約17cm、幅約9cmになり、両側にひれが全長にわたってありますが、後端でわずかに開いて甲の棘の先が少し突出しています。雄の背面には暗褐色のサザナミ状横縞が著しく目立ちます。ひれに沿って金色の線が入ります。
甲は雄よりも雌の方が幅が広く、背面に粗大な顆粒が密生します。
5月頃、内湾に集まって海藻や沈木に産卵します。卵嚢には砂粒をまぶします。
肉は厚く、刺身や寿司ネタにされます。 |
[レポート] |
打ち上げられたコウイカの写真です。
胴体部分のみが打ち上げられて、足の部分はなくなってしまったでゲソ。この状態からさらに波に洗われると、コウイカの甲の部分のみが残って、海岸に打ち上げられるでゲソ。こんなコウイカでも、地球侵略を計画するでゲソか?
胴体部分に白い模様がありますが、これはコウイカが持つ模様ではありません。カモメなどの海鳥たちや、トビ、カラスなどにクチバシで突かれた後です。海鳥たちは、こうした打ち上げられたタコイカ類や魚類なども、エサとして食べるようです。波に洗われて甲だけになった状態でも、突かれた後があるので。甲の部分も、海鳥たちにとっては食べられるみたいです。
そういえば子供の頃、インコやジュウシマツなどを飼育していた時、イカの甲をエサとしてあげたりもしました。ストレス発散なのか、食べているのかわかりませんが、良く突いていました。
甲の部分だけが打ち上げられることは多いのですが、軟体部分も一緒に打ち上げられているのは珍しいです。焼いて火を通せば、食べられるのかな? |
[写真撮影] |
2008年05月28日 |
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