内湾の干潟に生息するムシロガイ。
殻高は約1.7cm、殻径は約0.9cmになります。殻表に約20本の縦肋があり、螺肋と交わり、粗い顆粒状になります。暗黄白色の地に、1本の白帯が巡ります。ムシロガイより顆粒は粗くて大きいです。外唇は肥厚し、小歯を持ちます殻の質は堅固で、蓋は皮質です。
普通は汚灰色ですが、黄色い個体もいます。足の後の突起は1本です。足後端は鬚はなく単純です。
普段は海底の砂泥の中に潜っていて、長い水管から流れ込んでくる死肉の匂いを嗅ぎつけると、砂から出てきて一直線に餌にたどり着き、群がります。ムシロガイ類は貝類の中でも代表的な死肉食性で、「海の掃除人」です。
殻上にはマキガイイソギンチャクが強制します。
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