[名前・種類] |
オキナエビス |
[学名] |
Mikadotrochus beyrichii |
[英名] |
Beryichi's slit shell |
[名前の由来] |
翁戎貝。 |
[分布] |
伊豆七島〜小笠原諸島、相模湾、房総半島沿岸 |
[科名] |
巻貝綱(腹足綱)オキナエビスガイ目(原始腹足目)オキナエビスガイ科 |
[特徴・生態] |
水深100m〜200mの岩礁に生息するオキナエビスガイ。
殻高は8cm〜9cm、殻径は8cm〜9cmになります。最大で殻高・殻径ともに約11cmになります。円錐形〜低円錐形をしており、色は赤みを帯び、内面には真珠層を持ちます。殻口に切り込みを持ちます。
何億年も前に栄えていた生き残りで、生きた化石と呼ばれています。殻口の切り込みはアワビ類の貝殻にあいた穴列と相同で、肛門・生殖口の開口部の位置と対応しています。原始的な貝類の特徴です。 |
[感想] |
オキナエビスガイといえば、三崎に住む青木さんが有名ですね。三浦半島では、青木さんは多い苗字のひとつなので、どこの青木さんなのかわかりませんが。
オキナエビスガイの形は、巻きぐそ形とでもいうのでしょうか?巨大なカタツムリというのでしょうか?巻き貝の形としては、とても綺麗な形をしています。けっして、巻きぐそが綺麗だというわけではありませんが・・・。綺麗なリアル巻きぐそを作るのは、普通は不可能なのではないでしょうか。まあ、どうでもいいや(^^;)
貝殻コレクターにはとても人気のある貝殻の一種。深海に生息するためか、ほとんど進化することなく現在に至っています。深海底ではエサが少ないため、自分自身が生きていくことが大切で、他種との生存競争がなかったのかもしれないですね。 |
[写真撮影] |
2007年09月26日 |
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