そらいろネット > 身近な貝殻図鑑 > その他の貝殻 > タカラガイ科 > チャイロキヌタガイ

チャイロキヌタガイ


チャイロキヌタガイ

[和名・種類]

チャイロキヌタガイ

[学名]

Palmadusta artuffeli

[英名]

-

[名前の由来]

茶色砧貝。
別名、キヌタデ。

[分布]

房総半島〜沖縄

[科名]

腹足綱中腹足目タカラガイ科

[特徴・解説]

 潮間帯の岩礁に普通にみられるタカラガイ。
 殻高は約2cm、殻径は約1.5cm、背腹径は約1cmの卵形で、やや厚くて硬いです。背面は丸く、平滑で、光沢があります。濃褐色をしていますが、とくに中央に広い濃色帯があります。前後溝部は薄い橙色です。腹面は平らで白く、内外唇には23〜25の小歯があります。
 外套膜は黒色です。
 夏季に俵のような形の卵嚢を多く産みつけ、母貝はその上で保護します。

[観察・感想]

 打ち上げられたチャイロキヌタガイの写真です。
 タカラガイの仲間としては、普通に見付けられる種類になります。三浦半島で見付けられるタカラガイとしては、圧倒的に多いのがメダカラガイ。その次に多いのが、チャイロキヌタガイになります。メダカラガイに比べると、貝殻の質が薄くて、点々模様もないし、裏側の歯の部分も小さいので、上品な感じがします。メダカラガイよりも、チャイロキヌタガイの方が綺麗なんじゃないかなって思っています。
 この写真のチャイロキヌタガイは、海水に濡れているのでピカピカと艶があって光っています。でも、打ち上げられたチャイロキヌタガイのほとんどは、波に洗われて表面が削られてしまうので、艶もなくなってしまいます。
 貝殻って、標本を作ったとしても、時間が経つと退色してしまうんですよ。なぜか良くわかりませんが、カルシウム分が酸化してしまうのかな?紫外線に当たると、退色してしまうのかな?塩分をしっかり抜いても、時間が経つと表面には粉が吹いてしまうし。綺麗な状態のまま保存するには、表面に艶出し塗料を塗るしかないのかなーって気がします。ちなみに貝殻の汚れ取りは、漂白剤を使っています。完全に邪道な標本作成者です(^^ゞ

[写真撮影]

2008年12月15日

チャイロキヌタガイ
チャイロキヌタガイ
チャイロキヌタガイ
チャイロキヌタガイ
-
-
メインコンテンツ
家庭の医学
身近な植物図鑑
身近な昆虫図鑑
身近な野鳥図鑑
身近な貝殻図鑑
身近な生き物図鑑
ベランダ園芸
三浦半島観光地図
無料で塗り絵
ゲーム情報局
日記
コミュニティー
広告



  その他の貝殻-タカラガイ科  
チャイロキヌタガイ そらいろネット ツマベニメダカラ
Copyright そらいろネット All right reserved.