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 タマキビガイ
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タマキビガイ

[名前・種類] タマキビガイ
[学名] Littorina brevicula
[英名] periwinkle
[名前の由来] 玉黍貝。
[分布] 沖縄を除く日本各地
[科名] 巻貝綱(腹足綱)ニナ目(中腹足目)タマキビガイ科
[特徴・生態]  潮間帯上部の岩の上やくぼみに群がって生息するタマキビガイ。
 殻高は約17mm、殻径は約14mmになります。球状で、質は厚く、硬いです。螺層は6階です。螺層の各層には2本、体層には3本の強い螺肋があり、その間に細かい間肋があります。殻の色には、緑褐色に濃淡、または淡色の不規則な斑紋をもつものから、白一色などのものもあり、変異に富みます。殻口内は濃褐色です。
 3月〜4月の産卵期には、水中に入って産卵します。卵嚢は浮遊性で、ヘルメット形をしています。乾燥には強く水を嫌い、普段は潮上帯で生活し水中には入りません。
[感想]  磯遊びをしていると、岩の影などにビッシリと付着している貝、タマキビガイ。変わった性格の持ち主で、親切心から海水に入れてあげると、なぜか這い出てきてしまいます。そのくらい水中が嫌いな貝類です。真夏の炎天下で、直射日光が当たっていても平気なくらい、乾燥に強いようです。陸上で暮らす人間以上に強いかもしれない・・・
 子供が磯遊びをしていると、すぐに見つけることができるので、取られてしまいます(^^;)。でもそのうち、ヤドカリやカニ、アメフラシなどに興味がいき、海に投げ捨てられるという悲しい運命を背負ったタマキビガイ。
 ビーチコーミングをしていても、意外と落ちてないんですよ。タマキビガイが生息するような場所が近くにないためなのか、それとも海流に乗ることがなく、生息場所でそのまま打ち上げられちゃうのかな?
[写真撮影] 2007年09月26日
[関連ページ]
横須賀市自然人文博物館
横須賀自然人文博物館
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