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 ウミギク

ウミギク

[名前・種類] ウミギク
[学名] Spondylus barbatus
[英名] -
[名前の由来] 海菊。
[分布] 房総半島〜沖縄
[科名] 二枚貝綱ウグイスガイ目ウミギク科
[特徴・生態]  水深20mよりも浅い岩礁に生息するウミギク。
 殻長は約5cm、殻高は約5cmになります。ひれ状突起は長く、幅が広いです。
 右殻がセメント質で岩に固着しています。はがすことは困難で、強引にはがすと岩の方が欠けて、貝にくっついて取れます。
 浮遊性の幼生期が終わるとき、付着場所の選択と競合が起きます。適する場所に固着できなかった個体は死滅してしまいます。
[感想]  なかなかお目にかかれない貝殻、ウミギク。ナミマガシワやカキなどのように、岩にへばりついて波に流されないように生活をしています。貝殻はとても綺麗ですが、岩にへばりついた状態の貝は、それほど綺麗ではないみたい(^^;)
 特徴的な色と形をしているため、遺跡から出土したりすることもあるようです。装飾品として加工されるようです。タカラガイの仲間なども、装飾品として遺跡から出土することが多いですね。
 現在では貝殻コレクターの収集品となっていますが、貝柱は食用にもなるそうです。食べたことなけど。
[写真撮影] 2007年09月26日
[関連ページ]
横須賀市自然人文博物館
横須賀自然人文博物館
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