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ビロウ


ビロウ

[和名・種類]

ビロウ

[学名]

Livistona chinensis

[英名]

Chinese fun palm

[名前の由来]

蒲葵、檳榔。漢名から。
別名、ワビロウ(和檳榔)、クバ、ホキ。

[分布]

四国南部・九州・沖縄、中国・台湾

[科名]

ヤシ科ビロウ属

[花色]

黄白色(葉:緑色に掲載)

[花期]

4月5月

[特徴・解説]

 海岸近くの林に生える、常緑高木。
 高さ10m〜15mになります。樹皮は、葉痕が波状の環状紋になって残り、古くなると縦に深い溝ができます。
 葉は直径約1mの円形で、掌状に中裂〜深裂し、裂片はさらに中裂し、先端は折れ曲がります。葉柄は長さ約1mで、断面は三角形で、縁には刺があります。
 葉の基部から、長さ約1mの円錐花序を出し、黄白色の小さな花を多数つけます。花は両生で、長さ約4mmで、特有の臭気があります。花弁は3個、卵形で平開しません。雄しべは6個、雌しべは1個です。
 果実は、長さ1.5cm〜1.8cmの楕円形の核果です。熟すと、青黒色になります。
 公園樹として、植栽されます。葉は、笠や扇などの材料になります。沖縄ではクバと呼ばれ、古くから祭具や建築材などさまざまな用途の材料に使われました。

[観察・感想]

 背景を見ると横須賀市に住んでいる人はすぐに場所がわかっちゃいますねー。基本的に植物の写真はどこで撮影したのか秘密にしてるんですが、この写真はうみかぜの路で撮影しました。ちょっと買い物ついでに撮影です。ほとんどの場合、何かのついでに撮影して歩いているといった感じです。
 じっくりと観察をしてみると、根元に種子がたくさん落ちていました。でも発芽する様子はないみたいです。観察したのが2月だったからかな?拾って持ち帰って育ててみようかなーとも思ったんですが、こんなに大きくなっても困るよなーと思ってやめておきました。
 「オキナヤシ」だと思って掲載していたのですが、ヤシ科の植物の専門家の方から、正しくは「ビロウ」と教えていただきました。オキナヤシの幹はもっと太く、地際近くの幹の直径は約1mくらいになるとのことです。近くから見上げると、その大きさに恐怖感すら感じるほど大きくなるそうです。オキナヤシモドキの幹と比較しても倍くらい太くなり、葉もオキナヤシモドキより大型になるそうです。
 教えていただき、ありがとうございます(^^)

[写真撮影]

2007年02月16日

うみかぜの路
うみかぜの路
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