そらいろネット > 身近な植物図鑑 > 02月 > 樹木・木本 > マンサク科 > マンサク

マンサク


マンサク
[和名・種類]

マンサク

[学名]

Hamamelis japonica

[英名]

Japanese witch hazel

[名前の由来]

満作。枝いっぱいに花を咲かせることから。また、「まず咲く」が転訛したもの。

[分布]

関東地方以西の太平洋側〜九州

[科名]

マンサク科マンサク属

[花色]

黄色

[花期]

3月4月

[特徴・解説]

 山地のやや乾いた斜面や尾根の林内に映える落葉小高木〜低木です。
 高さは2m〜5mになります。樹皮は灰色です。枝は灰褐色で、やや大きい楕円形の皮目が多いです。
 葉は互生し、葉身は長さ5cm〜10cm、幅4cm〜7cmの菱形状円形〜広卵形です。左右不相性で基部は少し歪み、上半部は三角形です。縁には波状の粗い鋸歯があります。側脈は6対〜8対あります。両面に星状毛が散生しますが、古くなると脈脇以外は無毛になります。葉柄は長さ5mm〜15mmです。
 葉芽は長さ5mm〜8mmの扁平な紡錘形〜長楕円形で、長さ1mm〜7mmの柄があります。芽鱗は落ちやすく、冬芽は裸出します。花芽は卵球形で長さ約3mmです。長さ4mm〜9mmの柄の先に2個〜4個つきます。葉痕は半円形〜三角形で、やや隆起します。維管束痕は3個です。托葉痕は大きく、枝をほぼ半周します。
 葉が展開するよりも先に、花が咲きます。前年枝の葉腋から出た短い柄の先に、黄色の花が数個集まって付きます。花弁は4個、線形で長さは約2cmです。萼片は4個で、卵形で暗紫いろです。完全な雄しべは4個、小さな線形の仮雄しべが4個、花柱は深く2裂します。
 果実は直径約1cmの、球形の刮ハです。表面には褐色の短毛が密生します。熟すと2裂し、黒色の種子を2個出します。種子は長さ7mm〜9mmで、長楕円形で光沢があります。
 庭木、公園樹、器具材として利用されます。かんじきを作ります。

[観察・感想]

 マンサクの花の写真です。
 瑞泉寺には、とっても立派なマンサクの木がありました。それほど大きくならないマンサクの木なのに、かなり大きく成長していました。植えられている環境も良く、しっかり手入れ作ているのかな。樹齢はどのくらいなんだろう。
 写真を撮っていた時は、変わった花が咲いているなーと思いながら写真を撮っていました。私の身近な場所には生えていない植物だったので、見たことがありませんでした。きっと園芸種なんだろうなって思っていたので、あまり写真を撮らずに済ませてしまいました。デジカメの電池もメモリも、余裕がなかったし。
 帰宅後に図鑑で調べてみたら、マンサクだということがわかりました。やっぱり、初めて見た植物でした。もっとたくさん写真を撮っておけば良かったと、後悔しました。植物観察を始める前に、何も知らずに見ているかもしれないのですが。植物観察が趣味になってからは、初めて見た植物です。変わった形の花ですよね、クラゲみたいです。

[写真撮影]

2009年02月17日

瑞泉寺
瑞泉寺
-
-
-
広告
メインコンテンツ
家庭の医学
身近な植物図鑑
身近な昆虫図鑑
身近な野鳥図鑑
身近な貝殻図鑑
身近な生き物図鑑
ベランダ園芸
三浦半島観光地図
無料で塗り絵
ゲーム情報局
日記
コミュニティー
広告



  2月-樹木・木本  
マンリョウ そらいろネット カワヅザクラ
Copyright そらいろネット All right reserved.