ヒマラヤユキノシタ

[和名・種類]

ヒマラヤユキノシタ

[学名]

Bergenia stracheyi

[英名]

Himalayan creeping saxifrage

[名前の由来]

ひまらや雪の下。ヒマラヤ地方原産のユキノシタのこと。
別名、イワウチワ（岩団扇）。岩場に生え、葉がウチワに似た形のことから。

[分布]

ヒマラヤ山脈周辺原産

[科名]

ユキノシタ科ベルゲニア属

[花色]

桃色

[花期]

２月・３月・４月

[特徴・解説]

　ヒマラヤ山脈周辺原産の常緑多年草。
　茎は黒色で、地面を這うように不規則に伸び、高さ15cm〜30cmになります。
　葉は螺旋状に生え、ロゼットと作ります。長さ10cm〜20cm、幅約10cmで、革質で硬く厚みがありウチワやシャモジに似た丸みのある形をしています。
　花は直径約1cmで、花茎の先端に集まって咲き、集散花序になります。
　ベルゲニア属は10種あり、それぞれヒマラヤユキノシタの名称で園芸用に栽培されています。半日陰や日陰を好み、耐寒性があり、乾燥にも耐えるので、育てやすい品種です。葉や茎にタンニンを多く含み、ロシアでは製革用に使用していました。日本へは、明治時代になってから渡来しました。

[観察・感想]

　ヒマラヤユキノシタの花の写真です。
　以前はあんまり見かけない植物だなって思っていたんですが、最近になって見かける機会が多くなってきたような気がします。その理由について、色々と考えてみたのですが・・・
　ヒマラヤユキノシタが増えているわけではないと思います。どちらかっていうと寒い季節に咲く花なので、そういった季節は私があまり外に出ないから、ヒマラヤユキノシタを見かける機会がなかったのかもしれません。見かけるようになった理由は、寒くい時期でも外に出るようになったのかな？いやいや、ひきこもりで寒がりの私が、寒い中、外に出るわけはないので・・・。ってことは、地球温暖化の影響ってコトになるんだろうなーと思います。地球温暖化で気温が上がってきたので、外に出る機会が増えたと。
　なんだか、めちゃくちゃな理由ではないかー！これでは何の参考にもならないではないか！！
　ヒマラヤユキノシタは園芸店でも普通に売られている植物ですが、育てている人はそれほど多いわけじゃないみたいです。大きく横に広がるように伸びるので、花壇の下草として植えるのが向いているんじゃないかなって思います。

[写真撮影]

2009年03月17日