水深1m〜数mの砂泥地に生える多年生海草です。
長い地下茎で増え、群生します。
葉は先端がわずかに尖る幅3mm〜8mm、長さ20cm〜100cmの線形で、2列に互生します。葉は緑色で、葉脈は5個〜7個あります。
花は白色で、多くの器官が退化し、雄しべと雌しべだけになっています。花序は葉鞘に包まれ、長さ約10cm、扁平な軸の片方だけに雄しべと雌しべが交互に並ぶ列を2列作ります。
種子は黒色で、米粒大の楕円形です。発芽には一定時間淡水にさらされる必要があり、これは自然環境課では河口から流れ込む淡水が必要になります。
水質や砂泥が清浄で、人口構造物によって撹乱されていない環境が必要なので、海岸の指標生物とされています。アマモ場、または藻場と呼ばれる群落を作り、多くの生物の生息場所となります。打ち上げられた葉は、肥料、屋根葺き材料、敷き藁などに使用されました。
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