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ソメイヨシノ


ソメイヨシノ
[和名・種類]

ソメイヨシノ

[学名]

Prunus × yedoensis

[英名]

Yoshino Cherry

[名前の由来]

染井吉野。江戸時代末に江戸染井村(東京都豊島区)の植木屋が、吉野桜として売り出したのが始まりといわれています。命名者は、上野公園にあった博物局の藤野寄名。

[分布]

日本各地

[科名]

バラ科サクラ属

[花色]

白色

[花期]

3月4月

[特徴・解説]

 諸説ありますが、オオシマザクラと、エドヒガンの雑種だと考えられています。
 高さは、約8mになる落葉高木です。
 若葉が出る前に、木全体を覆うように淡紅白色の花をつけます。花は3個〜4個集まって咲き、香りはなく、花弁は5枚の一重咲きです。
 開花しても普通は結実せず、花が散るとやがて花柄ごと一斉に落下してしまいます。まれに果実が形成されますが、発芽する種子はほとんどありません。自力で繁殖ができないため、接木などで人の手により増殖させます。
 植栽してから15年ほどすると花付きが良くなり、20年〜40年の期間は見事に花を咲かせます。その後次第に樹勢が衰え、50年を過ぎると衰えが目立つようになります。100年も花を咲かせ続けるソメイヨシノはあまりありません。寿命が短いことも特徴のひとつです。

[観察・感想]

 お寺の境内に植え付けられていたサクラです。見事に満開ですね。天気予報のサクラ前線は、このソメイヨシノを基準にして予想されています。
 三浦半島でのサクラの開花は、東京よりも1週間〜10日ほど遅くになって開花し始めます。海流の影響で、気温の変化が小さいためらしいです。なので、山はたくさんありますが、紅葉することはほとんどありませんよね。
 サクラの種類を見分けるのはかなり難しいので、とりあえず人工的に植えられたサクラはソメイヨシノってことにしています(^^ゞ

[写真撮影]

2005年04月08日

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