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ゲッケイジュ


ゲッケイジュ
[和名・種類]

ゲッケイジュ

[学名]

Laurus nobilis

[英名]

Bay laurel

[名前の由来]

月桂樹。西洋では神聖な樹木だったことから、日本語に訳すときに、伝説にある月に生えている桂の木を意味する「月桂樹」をあてたもの。
別名、ローレル。

[分布]

地中海沿岸原産

[科名]

クスノキ科ゲッケイジュ属

[花色]

淡黄色

[花期]

4月

[特徴・解説]

 地中海沿岸が原産の常緑高木です。
 高さ12mになります。樹皮は灰色で、皮目が多いです。新枝は緑色で、紫褐色を帯びます。葉芽は卵形で先端はやや尖ります。花芽は球形で柄があります。
 葉は互生し、葉身は長さ7cm〜9cm、幅2cm〜3.5cmの長楕円形〜狭長楕円形です。先端はとがり、基部はくさび形です。固い革質で、縁は波打ちます。葉柄は長さ1cm以下で、赤褐色を帯びます。
 雌雄別株で、日本には雌株は少ないです。4月、葉脇に淡黄色の小さな花を集まって咲かせます。花被片は4個、雄花では長さ約3.5mmの楕円形で、雌花はやや小さいです。雄花の雄しべは8個〜12個、雌花には雌しべ1個と仮雄しべ4個あります。雄花の内側の雄しべと、雌花の仮雄しべの両側に黄色の腺体が付きます。
 果実は長さ8mm〜10mmの楕円形の液果です。10月に暗紫色に熟します。種子は球形です。
 庭木として植栽されます。葉や果実には芳香があり、香料や薬用に利用されます。葉はベイリーフと呼ばれ、生薬や乾燥したものをカレー、シチュー、スープのスパイスにします。日本には明治時代に渡来しました。

[観察・感想]

 ゲッケイジュの雄花です。
 シロダモだと思い込んでいたんですが、花の咲く時期が違うのでおかしいなーなんて思っていました。シロダモの場合、花期は10月とか11月になるのに、4月に花が咲いていたので。だけど見た目はシロダモなんだよなーって・・・
 花の咲く時期を間違えたのかなーなんて、あくまでも私の心の中ではシロダモ説が強硬に主張されていたんですが(^_^;)
 じっくり調べてみたところ、同じクスノキ科のゲッケイジュってことがわかりました。マラソンで優勝すると、ゲッケイジュで作った冠を頭の上に載せますよね、あのゲッケイジュでした。
 いつも思うのですが、ゲッケイジュという名前、良い名前が付けられたなって感じます。最初に名付けた人のセンスが飛び抜けていたと言わざるを得ないですね。

[写真撮影]

2009年04月10日

浅間神社
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