西アジア原産の常緑低木です。
高さは、3m〜7mになります。枝の変化した鋭い刺があります。若枝には毛が生えます。
葉は互生し、幅が広く、長さ2cm〜4cmの倒披針形〜狭倒卵形です。両面とも無毛ですが、若葉の裏面には毛が生えます。縁には低い鋸歯があります。
花は径約1cmで、白色の5弁花です。花序には細毛があります。
果実はナシ状果で、多数つきます。11月頃に鮮紅色に熟し、翌年の1月頃まで残ります。
庭木として栽培されます。日本には、明治時代に渡来しました。日本にはタチバナモドキ、ヒマラヤトキワサンザシ、トキワサンザシなどが植栽されています。この仲間を総称して、ピラカンサと呼ぶ方が一般的です。雑種類も多く作られ、正確な同定は困難な植物です。
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