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トキワサンザシ


トキワサンザシ

[和名・種類]

トキワサンザシ

[学名]

Pyracantha coccinea

[英名]

Firethorn

[名前の由来]

常盤山櫨子。
別名、ピラカンサ、ピラカンサス、ピラカン。学名から。

[分布]

西アジア原産

[科名]

バラ科トキワサンザシ属

[花色]

白色

[花期]

5月6月

[特徴・解説]

 西アジア原産の常緑低木です。
 高さは、3m〜7mになります。枝の変化した鋭い刺があります。若枝には毛が生えます。
 葉は互生し、幅が広く、長さ2cm〜4cmの倒披針形〜狭倒卵形です。両面とも無毛ですが、若葉の裏面には毛が生えます。縁には低い鋸歯があります。
 花は径約1cmで、白色の5弁花です。花序には細毛があります。
 果実はナシ状果で、多数つきます。11月頃に鮮紅色に熟し、翌年の1月頃まで残ります。
 庭木として栽培されます。日本には、明治時代に渡来しました。日本にはタチバナモドキ、ヒマラヤトキワサンザシ、トキワサンザシなどが植栽されています。この仲間を総称して、ピラカンサと呼ぶ方が一般的です。雑種類も多く作られ、正確な同定は困難な植物です。

[観察・感想]

 トキワサンザシの花の写真です。ピラカンサの花と言った方が、わかりやすいかな。
 ピラカンサの花って、花だけを見ると、シモツケの花と良く似ているんですよね。花だけをマクロ撮影すると、トキワサンザシなのか、シモツケなのか、わからなくなってしまうほど良く似ています。
 さらに良く似た植物に、ヒマラヤトキワサンザシがあります。別名、カザンデマリと言います。葉の形で見分けることができるのですが、正確に見分けるのは困難な植物です。そして、タチバナモドキという仲間の植物もあります。熟した果実の色で見分けるのですが、園芸品種ではさまざまな果実の色のトキワサンザシがあるので、これも正確に見分けるのは困難です。
 一般的には、3種類の仲間を合わせて、ピラカンサと呼ばれています。
 ピラカンサの果実には、毒が含まれているので、美味しそうだと思っても、食べない方が良いようです。自分が食べたときは、リンゴに似た味がしましたが・・・。完熟すれば毒はなくなるらしく、小鳥たちは完熟するのを待ってから食べるようです。

[写真撮影]

2008年05月17日

トキワサンザシの果実
トキワサンザシ
トキワサンザシの花
トキワサンザシ
トキワサンザシの花後
トキワサンザシ
トキワサンザシの果実
トキワサンザシ
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