[特徴・解説] |
山地や草地に生える、ヨーロッパ原産の多年草。
横に太い地下茎を伸ばし、先端に葉芽を付けて増えます。
葉は長楕円形で根生し、高さ約25cmになります。基部は長い鞘となります。
葉腋から長さ15cm〜20cmの花穂を伸ばし、約10個の白色花を総状につけます。花は直径約1.2cmの広鐘形で、先端は6裂して反り返り、芳香があります。園芸種には桃色花、紅色花の品種もあります。
果実は直径約1cmの液果で、秋に赤く熟します。
有毒植物です。日本在来種のスズランと比べ、大型で、花の香りが強く、花茎が葉と同じかそれ以上に伸びます。栽培されてるスズランのほとんどはドイツスズランで、日本在来種はほとんど流通していません。日当たりの良いやや湿った場所を好みますが、高温を嫌うので、地植えの場合は半日陰に植栽します。 |