清流沿い、水辺などに生える、ヨーロッパ原産の多年草。
茎は中空で、下部からひげ根を出し、高さ20cm〜50cmになります。
茎頂に、径約6mmの白色4弁花を密につけます。
葉は互生し、奇数羽状複葉です。楕円形〜卵形の小葉が3個〜11個からなります。
果実は長さ1cm〜1.7cmの長角果です。種子は隔膜に2列に並んでつき、熟すと茶褐色になります。
特有の辛味があり、肉料理・サラダ用のクレソンとして栽培もされます。ヨーロッパでは広く分布し、日本には明治時代初めに、軽井沢などで外国人用に栽培されたものが野生化しました。繁殖力が強く、現在では尾瀬をはじめ各地の湿地などで野生化しています。 |