[和名・種類]
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リナリア
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[学名]
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Linaria bipartita
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[英名]
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Clovenlip toadflax, Split lip toadflax, Linaria
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[名前の由来]
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学名から。
別名、ヒメキンギョソウ(姫金魚草)。小さなキンギョソウのこと。
別名、ムラサキウンラン(紫海蘭)、紫色の花をつけるウンランのこと。
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[分布]
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地中海地方沿岸原産
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[科名]
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ゴマノハグサ科ウンラン属
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[花色]
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淡紅色・紫色
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[花期]
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5月・6月・7月
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[特徴・解説]
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北アフリカ原産の一年草。
細くてしっかりした茎を直立させ、高さは30cm〜60cmになります。
葉は線状楕円形で、長さ2cm〜3.5cmになります。
茎の先端に総状花序を作り、キンギョソウに似た径5mm〜25mmの小花を多数つけます。花色は豊富で、紅色、紅紫色、濃紫色、黄色、橙色、白色、複色などがあります。花冠は上唇と下唇に分かれ、上唇は反曲します。距はやや尖り、やや湾曲します。
鉢花、花壇、切り花、空き地の緑化などに利用されます。秋〜春、花つきの苗が販売されます。秋に日当たり・水捌けの良い場所に種子を巻きます。土質は選びませんが、窒素分の多い肥料を与えすぎると茎葉が貧弱になります。半日陰でも育ち、丈夫で育てやすい植物です。種から簡単に増やすことができ、こぼれ種からも発芽し、開花します。
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[観察・感想]
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リナリアの花の写真です。
リナリアの和名は、ヒメキンギョソウと呼ばれています。ですが、園芸店で販売されている場合は「リナリア」の名称で流通しているし、リナリアの方が一般的なので、和名ではありませんがリナリアとして掲載しています。どうしても和名にこだわる場合は、ヒメキンギョソウと呼んであげてください。
自分の行動範囲内では、リナリアはとても良く見かける植物なんですよ。育てている人もいるみたいなんですが、野生化しているものも多くて。むしろ、野生化しているリナリアの方が、多く見かけるくらいです。
リナリアって、それだけ丈夫な植物だっていうことなのかな。育て方も簡単みたいだし。野生化しているくらいだから、育て方と言っても放置しておいても花を咲かせるんだろうなー。もしかしたら近い将来、帰化植物として問題になるほど増加してしまうかもしれないですね。
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[写真撮影]
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2008年05月28日
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