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ヒメコバンソウ


ヒメコバンソウ
[和名・種類]

ヒメコバンソウ

[学名]

Briza minor

[英名]

Lesser quaking grass

[名前の由来]

姫小判草。小さなコバンソウということ。
別名、スズガヤ(鈴萱)。小穂の形を鈴にみたてたもの。

[分布]

関東〜九州

[科名]
イネ科コバンソウ属
[花色]
淡緑色
[花期]

5月6月7月

[特徴・解説]

 道端、空き地、堤防など、やや乾いた土地に生える、ヨーロッパ原産の一年草。
 茎は高さ10cm〜60cmになります。
 葉は長さ3cm〜10cm、幅は3mm〜9mmの線状披針形です。
 花序は茎の先に円錐状につき、糸状の細い枝先に長さ4mmほどの三角状卵形の小穂を多数つけます。小穂は長さ、幅とも約4mmの三角状卵形で、4個〜8個のふくらんだ小花からなります。淡緑色で、ときに淡紫色を帯びます。熟すと淡緑色から黄褐色となり、カサカサになります。
 関東地方以西の海岸沿いに広く帰化しています。コバンソウよりも早く渡来しました。コバンソウと同様に、現在でも鉢植えやドライフラワーとして楽しまれています。

[観察・感想]

 出てきたばかりのヒメコバンソウ。小さな小穂がたくさん出てきて、とても面白い形をしています。
 イネ科の植物の中では、見分けやすい方だと思います。似たような形をした植物はコバンソウくらいですが、大きさがかなり違うので見間違えることも少ないかと思います。
 大きなコバンソウは外来種で、小さなヒメコバンソウが在来種のようなイメージがあるかもしれませんが、どちらも外来種です。今ではごく普通に見かけるほど、日本の気候風土に適合してしまいました。
 小穂のひとつひとつをじっくりと観察したことがないので、そのうち虫眼鏡を使って観察してみようかな。

[写真撮影]

2009年05月02日

光の丘水辺公園
水辺公園
ヒメコバンソウ
ヒメコバンソウ
ヒメコバンソウ
ヒメコバンソウ
ヒメコバンソウ
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