畑や道端などに生える北アメリカ〜中央アメリカが原産の多年草。
高さ30cm〜40cmになります。地下に直径約1cmの鱗茎があり、鱗茎のもとに小鱗茎ができて繁殖します。鱗茎には被膜があります。ニラのように強い臭気はありません。
葉は鱗茎から数枚出し、長さ約30cmの線形で、質は柔らかいです。
花茎を伸ばし、先端に直径約1.5cmの小花を5個〜10個、房状につけます。花弁は白色で、淡紅色の脈が入った6弁花です。葯は黄色で、花には芳香があります。花糸は幅が広く、基部で合着します。
明治時代中期、観賞用として日本に渡来し、関東地方を中心に帰化しました。アフリカやオーストラリアにも帰化しています。繁殖力が強いため、農家からは嫌われています。 |