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ハタケニラ


ハタケニラ
[和名・種類]

ハタケニラ

[学名]

Nothoscordum gracile

[英名]

Fragrant false garlic

[名前の由来]

畑韮。畑に生えるニラのこと。

[分布]

本州〜九州

[科名]

ユリ科ニラモドキ属

[花色]

白色

[花期]

5月6月

[特徴・解説]

 畑や道端などに生える北アメリカ〜中央アメリカが原産の多年草。
 高さ30cm〜40cmになります。地下に直径約1cmの鱗茎があり、鱗茎のもとに小鱗茎ができて繁殖します。鱗茎には被膜があります。ニラのように強い臭気はありません。
 葉は鱗茎から数枚出し、長さ約30cmの線形で、質は柔らかいです。
 花茎を伸ばし、先端に直径約1.5cmの小花を5個〜10個、房状につけます。花弁は白色で、淡紅色の脈が入った6弁花です。葯は黄色で、花には芳香があります。花糸は幅が広く、基部で合着します。
 明治時代中期、観賞用として日本に渡来し、関東地方を中心に帰化しました。アフリカやオーストラリアにも帰化しています。繁殖力が強いため、農家からは嫌われています。

[観察・感想]

 ハタケニラの写真です。
 アリウム・ネアポリタヌムだと思っていたんですが、特徴とちょっと違うなーと思いまして調べてみたら、もしかしたらアリウム・ドルモンディイかなーなんて思い始めました。
 それでも、ちょっと違うなーと・・・
 間違って種類を覚えてしまっている可能性が高いと思い、手持ちの植物図鑑とにらめっこをしていたら・・・。なんとなく、それっぽい植物を発見したのがハタケニラでした。特徴が一致したので、きっとハタケニラなんだと思います。観賞用として持ち込まれたようですが、現在では雑草化しており、道端などで見かけることが多いかなと思います。
 新しいAPG植物分類体系では、ヒガンバナ科ネギ亜科に移動になりました。

[写真撮影]

2009年05月09日

長沢
横須賀市長沢
ハタケニラ
ハタケニラ
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