[和名・種類] |
ユキノシタ |
[学名] |
Saxifraga stolonifera |
[英名] |
- |
[名前の由来] |
雪の下。冬でも雪の下で枯れずに残っているから。葉の白い斑を、雪に見立てたなど。
牧野富太郎氏によれば、白い花を雪にたとえ、緑色の葉がちらちらと見えるのを表現したもの。
中村浩氏によれば、垂れ下がった花弁を舌に見立て、「雪の舌」だとのこと。 |
[分布] |
本州以南 |
[科名] |
ユキノシタ科ユキノシタ属 |
[花色] |
白色 |
[花期] |
5月・6月 |
[特徴・解説] |
湿った岩の上などに生える多年草。
根元から赤い匐枝を出し、その先に新しい株を作るので、群生することが多いです。
葉は根生し、長い柄があります。葉身は長さ3cm〜6cmの腎円形で、厚くてやわらかいです。表面は暗緑色で、脈に沿って白い斑が入ります。裏面は暗紫色を帯び、赤褐色の毛が多く生えます。葉は火傷などに効果があり、薬用にもなります。
花茎は高さ20cm〜50cmになり、腺毛があり、白い花を円錐状に多数つけます。花弁は5個、上の3個は小さく、濃紅色の斑点とその下に黄色の斑点があり、下の2個の花弁は長く、長さ1cm〜2cmになります。雄しべは10個あり、葯は紅色。雌しべは2個あり、子房の周りを黄色の花盤が半円形に囲んでいます。 |
[レポート] |
園芸屋さんでしか見ることのできない植物だと思っていたので、野生のユキノシタを見つけた時は驚きましたねー。特徴のある葉と花をしていますよね。
少し湿ったところで、たくさんの白い花を付けた姿はとても綺麗でした。 |
[写真撮影] |
2005年06月18日 |
[関連ページ] |
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