[特徴・解説] |
林縁に生える常緑低木。
高さ1m〜2mになります。
樹皮は灰褐色です。枝ははじめ緑色で、のちに灰緑色になります。粉状の微細な毛が密生します。
葉は対生、ときに3輪生します。葉身は長さ5cm〜12cm、幅2.5cm〜5cmの倒披針形、または長楕円形です。先はとがり、基部は広いくさび形、ふちは全縁です。葉表、葉裏ともに無毛です。葉柄は長さ5mm以下です。
花は枝先に芳香のある白色の花を1個ずつつけます。花冠は直径5cm〜6cmの高杯形で、先は5裂〜7裂します。オシベは花冠の裂変と同数あり、花糸は短いです。葯は長さ約1.5cm、花冠の裂片の間から花の外に出ます。花柱はこん棒状です。萼は5稜〜7稜あり、先は5裂〜7裂します。
果実は肉質の液果です。長さ2cm〜3cmの楕円形で、5稜〜7稜あり、先端に萼片が残ります。11月〜12月に橙色に熟します。種子は多数入っており、長さ約4mmの扁平な卵形です。 |