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ハナショウブ


ハナショウブ
[和名・種類]

ハナショウブ

[学名]

Iris ensata

[英名]

Japanese water iris

[名前の由来]

花菖蒲。花が大きく咲くショウブのこと。
別名、ショウブ(菖蒲)。ハナショウブを略して、一般的にショウブと呼ばれます。

[分布]

日本各地

[科名]
アヤメ科アヤメ属
[花色]
赤紫色青紫色白色淡紅色
[花期]

6月7月

[特徴・解説]

 湿地、草地などに群生する多年草。
 葉は長さ30cm〜60cm、幅は0.5cm〜1.2cmで、太い中央脈が目立ちます。
 花茎は高さ0.4m〜1mになります。外花被片は長さ約7cmで、中央部に淡黄色の細い斑紋があります。花色は赤紫色、青紫色、白色、淡紅色、これらの絞り、覆輪があり、花型にも八重咲き、獅子咲きなどがあります。
 ノハナショウブを改良した園芸種です。園芸植物として古くから愛好され、江戸時代以降に多くの園芸種が作出され、現在では2000種以上の品種が開発されています。江戸郊外堀切の菖蒲園で作られた江戸花菖蒲、江戸花菖蒲を移植して作出された花弁の幅が広く豪華な肥後花菖蒲、花弁が優美に垂れ下がる伊勢花菖蒲の3系統あります。日本の代表的な初夏の園芸植物です。鉢植え、菖蒲田などで観賞用に栽培され、株分けで増やします。
 良く似た植物に、アヤメ、カキツバタ、キショウブ、ノハナショウブがあります。園芸種も多く、正確な見分けは難しいです。

[観察・感想]

 ハナショウブの花の写真です。
 昔から『いずれがアヤメかカキツバタ』なんていう言葉がある通り、アヤメとカキツバタはとても良く似ており、見分けるのが困難な植物です。アヤメとカキツバタの他に、ノハナショウブもあるので、さらに見分けは困難になります。そして園芸種のハナショウブが加わるので、もうこうなるとどうにもなりません。
 見分け方のポイントはいくつかあるのですが、それでも正確に見分けるのは難しいです。
 ハナショウブは園芸種ということもあり、大型の花を咲かせます。花色も豊富です。葉は中央脈が大きく隆起します。
 ノハナショウブはハナショウブの原種となった植物なので、ハナショウブととても良く似ています。花の大きさが小さく、赤紫色をしています。ハナショウブの品種によっては、ノハナショウブと良く似たものもあるので、見分けるのが難しい場合があります。
 カキツバタは、葉の中央脈が隆起しません。
 アヤメは、花の付け根付近がヒョウ柄のような、虎模様のような、そんな感じの色をしています。
 見分け方のポイント、なんとなくわかりました?

[写真撮影]

2008年06月19日

ハナショウブ
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ハナショウブ
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