日当たりの良い草原、土手、道端、林縁、水辺、湿地、海岸などに生える落葉低木。
茎は基部から多数分枝し、高さは1m〜2mになります。枝には稜があり、葉腋や枝先に刺があります。刺の基部には、冬芽がつきます。
葉は互生し、短枝の先端に束生状につきます。葉身は長さ2cm〜4cmの楕円形〜披針形で、先端は鈍く、基部は葉柄に流れます。質は柔らかく、縁は全縁で、両面とも毛はありません。
花は、短枝の葉腋に、淡紫色の花が1個〜3個つきます。花冠は長さ約1cmの漏斗状で、上部は5裂します。萼は鐘形で、5裂します。
果実は、長さ約1cmの楕円形の液果です。晩夏から初冬、赤色に熟します。1個の果実に直径2mm〜3mmの扁平な種子が、10個〜20個入っています。
若葉は食用になります。果実は果実酒になるほか、乾燥させてサラダや炒め物のトッピングに利用されます。また果実は、強壮、解熱の薬用に使用されます。
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