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マメヅタ


マメヅタ

[和名・種類]

マメヅタ

[学名]

Lemmaphyllum microphyllum

[英名]

Green penny fern

[名前の由来]

豆蔦。葉がマメのような形をしていることから。
別名、マメシダ(豆しだ)、マメゴケ(豆苔)。葉がマメのような形をしていることから。

[分布]

宮城県金華山周辺〜九州

[科名]

ウラボシ科マメヅタ属

[花色]

褐色(葉:緑色に掲載)

[花期]

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

[特徴・解説]

 樹木や岩などに生える常緑性のシダ植物。
 山間部ではごく普通に見られる小型のシダで、着生植物です。
 根茎は細く、不規則に分枝し、長く岩や木の上を這います。格子状の鱗片がまばらにつきます。
 葉は全縁で、2形あります。葉脈は網状で、浮遊小脈があります。栄養葉は、径1cm〜2cmの円形〜楕円形でやや濃い緑色で光沢があり、肉質で厚く水分を蓄えています。胞子葉は、長さ約6cmのへら形で、栄養葉より細くて長いです。表側に反り返る傾向があります。
 胞子嚢群は褐色で、胞子葉の裏面にあります。胞子葉の中肋の両側に縦に伸び、線形で、若い時には楯状の鱗片に覆われます。

[観察・感想]

 ゼニゴケの仲間かなーと思いながら写真を撮影していましたが、驚いたことにシダ植物の仲間に分類されるとのこと。そういわれてみると、胞子葉の裏側には、褐色の胞子がたくさんついていたなー。コケの仲間じゃなかったのかー。
 なんとなくだけど、清水の湧き出る岩などに張り付いているイメージがあります。この写真は、ただの石垣に着生していたマメヅタですが・・・。でもやっぱり、湿気の多いところに生えていました。水を好む性質があるのかな?
 探してみると、意外といろいろなところに張り付いていますよ。石垣や岩以外にも、大きな木に張り付いていたりとか。でも、ここまでたくさん生えているのは、めずらしいかもしれない。一面にビッシリとマメヅタが生えていました。

[写真撮影]

2007年08月02日

マメヅタの胞子
マメヅタ
マメヅタの胞子
マメヅタ
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